2009年11月11日水曜日

柏崎・佐渡・小浜・川口4市長からのメッセージ(2009年10月31日自治体フォーラム@川口)

 先月催された「拉致問題を考える自治体フォーラム」(主催:川口市)に於いて、参加した新潟県柏崎市・佐渡市・福井県小浜市、そして埼玉県川口市、以上4市の市長から、拉致されて北朝鮮にいるすべての日本人に向けてメッセージが発せられました。このメッセージは北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」の電波を使って、北朝鮮に向けて放送されます。
 
 4市長のメッセージの映像を掲載します。
 
北朝鮮拉致問題 10月31日自治体フォーラム@川口 市長メッセージ

 
 
 4市長からのメッセージに引き続き、共同宣言が採択され、川口市長・岡村幸四郎氏によって読み上げられました。このビデオも掲載します。なお、これらのビデオ映像は映像教育研究会様からご提供を受けて掲載しています。
 
北朝鮮拉致問題 10月31日自治体フォーラム@川口 4市共同宣言

  

共同宣言


 北朝鮮による拉致は重大な人権蹂躙であり、重大な犯罪です。本人とご家族の数十年に亘る苦悩は計り知れません。
 7年前に拉致被害者5人の、そして5年前にそのご家族の帰国が実現しましたが、その後の進展は全くありません。私たち、拉致被害者を抱える4市の市長は、この現状を大変危惧しています。
 私たちは、本来持っている人間の自由を奪い、人生を奪う拉致という卑劣な行為を絶対に許すことはできません。
 拉致された被害者も、その帰りを待つご家族も、もう待てません。何としても、一刻も早く、拉致被害者全員の帰国を果たし、ご家族との再会ができるよう、私たちはできるだけの手段を講じて全力で取り組んでいきます。
 また、日本政府には断固たる姿勢で北朝鮮外交を貫いて、何としても拉致問題を究明し、一刻も早い拉致被害者全員の救出を求めるものであります。
 拉致された多くの皆さん。日本国民はあなた方を決して忘れてはいません。元気で祖国の土を踏めるときを待っています。どうか、その日が来るまで希望を持って頑張ってください。
  
 平成21年10月31日

柏崎市長  会田■■
佐渡市長  髙野宏一郎
小浜市長  松崎晃治
川口市長  岡村幸四郎

2009年11月2日月曜日

11月1日川口駅前署名活動

 毎月第一日曜日、JR川口駅前にて拉致被害者・田口八重子さん、および特定失踪者6名の救出のために、署名活動を行なっています。昨日11月1日は、川口の会メンバーのほか、ボランティアとして新たに加わっていただいた方を含めて21名により、午後2時から署名活動を行ないました。その結果、約200名の方の署名を集めることが出来ました。鳩山総理大臣へ提出します。
 
 下記のビデオは署名活動の様子です。強風の中、チラシが飛ばない様に気を使いながらの活動でした。
 
北朝鮮拉致問題 2009年11月1日川口駅前署名活動

 
 すぐ近くにあるリリア(川口総合文化センター)2階では、「かわぐち音楽の日11.1」というイベントが行われており、地元・川口市のボランティア団体「盛人コーラス隊」による「うたごえカフェ盛人 in リリア」が出店されていました。団塊の世代を中心とした前後の世代の方々が、コーヒーを飲みながら、かつての歌声喫茶の雰囲気に浸りながら音楽を楽しむ姿がありました。
 
埼玉県川口市 うたごえカフェ盛人 in リリア @かわぐち音楽の日11.1

 
 
※ 私たち「拉致問題を考える川口の会」のボランティア活動にご協力ください。
 
  月一度(第1日曜日)2時間(14:00~16:00)です。
 
  ☆ 場所はJR川口駅東口・西口駅前
 
  ☆ お願いすることは、署名活動とチラシの配布
 
  ☆ 一度見学にいらしてください。
  
  ☆ 現在25名ほどの皆様にご協力を頂いております。
 
  =連絡先=拉致問題を考える川口の会
   飯塚 綾子  TEL048-267-0687
   又は、見学の際ご希望があればご案内いたします。

 
署名活動の様子(2009年8月1日・2日川口市たたら祭りの会場(川口オートレース場)にて)

4市共同宣言 2009年10月31日「拉致問題を考える自治体フォーラム」

 一昨日10月31日、埼玉県川口市(JR川口駅前キュポ・ラ4階フレンディア)に於いて「拉致問題を考える自治体フォーラム」が開催されました。市民の中に拉致被害者がいる新潟県柏崎市・新潟県佐渡市・福井県小浜市・埼玉県川口市の4市のトップが、拉致問題の解決についてディスカッションを行いました。今まで拉致問題に関して、国レベル、あるいは民間支援団体主催のこういった集会・イベントはありましたが、自治体のトップが一堂に会し拉致問題解決に向けて議論を交わすものとしては、おそらく全国初となる催しでした。
 
 当日は柏崎市・山田哲治副市長、佐渡市・髙野宏一郎市長、小浜市・松崎晃治市長、川口市・岡村幸四郎市長の各自治体トップのほか、中井洽(ひろし)・国家公安委員長・拉致問題担当大臣も会場に駆けつけ、新たに発足した拉致問題対策本部など拉致問題解決に向けての政府の取り組みについてお話されました。
 
 拉致被害者・田口八重子さんの兄で家族会代表の飯塚繁雄氏、田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎氏、拉致被害者・増元るみ子さんの弟で家族会事務局長である増元照明さんら拉致被害者のご家族が、北朝鮮からの被害者救済の訴えを述べられました。また北朝鮮による拉致の可能性が極めて高い特定失踪者、鈴木賢さん・藤田進さん・新木章さん・佐々木悦子さん・藤田慎さん・小林栄さんらのご家族も、遠くから会場に足を運ばれれました。
 

 主催者(川口市)によると、会場は300席を用意していたとのことですが、関係者以外の一般の方が主催者の予想を超えて参加され、全員が座りきれず十数名の方が2時間以上立ったまま熱心に話を聴かれていました。前半には、会場内に入りきれず扉の外側から中井大臣や飯塚氏のお話に耳を傾ける方々の姿も見られました。
 
 後半、救う会会長代行・西岡力氏のコーディネートにより4市市長による1時間に及ぶパネルディスカッションが行われました。その末尾に、北朝鮮にいる拉致されたすべての日本人に向けて各市長が呼びかけを行いました。このメッセージは、北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」の電波に乗せて、北朝鮮政府および北朝鮮にいて日本からの救出を待っていらっしゃるすべての日本人のみなさんに向けて放送される予定です。最後に4市市長が、北朝鮮に対して被害者を奪還すべく強い意志表示、および日本国政府への要望、拉致されて北朝鮮にいる被害者のみなんさんへのメッセージを、この場から共同宣言として訴えようという提案がなされ、会場につめかけた多くの人々の拍手により、以下の共同宣言が岡村幸四郎・川口市長によって読み上げられました。
  

共同宣言


 北朝鮮による拉致は重大な人権蹂躙であり、重大な犯罪です。本人とご家族の数十年に亘る苦悩は計り知れません。
 7年前に拉致被害者5人の、そして5年前にそのご家族の帰国が実現しましたが、その後の進展は全くありません。私たち、拉致被害者を抱える4市の市長は、この現状を大変危惧しています。
 私たちは、本来持っている人間の自由を奪い、人生を奪う拉致という卑劣な行為を絶対に許すことはできません。
 拉致された被害者も、その帰りを待つご家族も、もう待てません。何としても、一刻も早く、拉致被害者全員の帰国を果たし、ご家族との再会ができるよう、私たちはできるだけの手段を講じて全力で取り組んでいきます。
 また、日本政府には断固たる姿勢で北朝鮮外交を貫いて、何としても拉致問題を究明し、一刻も早い拉致被害者全員の救出を求めるものであります。
 拉致された多くの皆さん。日本国民はあなた方を決して忘れてはいません。元気で祖国の土を踏めるときを待っています。どうか、その日が来るまで希望を持って頑張ってください。
  
 平成21年10月31日

柏崎市長  会田 洋  
佐渡市長  髙野 宏一郎
小浜市長  松崎 晃治 
川口市長  岡村 幸四郎